フランチャコルタ DOCG ブラン・ドゥ・ブラン・ブリュット・ナチュール Franciacorta DOCG Blanc de Blancs Brut Nature
Az.Agr. CAVALLERI/アジェンダ・アグリコーラ・カヴァッレーリ
ロンバルディーア州(イタリア)/ブレシア県/エルブスコ
イタリア最高峰のスパークリングワインとして、フランスのシャンパーニュと並び称されるフランチャコルタ。北イタリア・ロンバルディーア州東部のフランチャコルタ地域内で瓶内二次発酵方式で造られます。フランチャコルタの中心地といわれるエルブスコの街には、最大の事業規模を誇るトップワイナリーとして有名なベッラヴィスタ、約150ヘクタールものブドウ畑を所有するカ・デル・ボスコが所在しています。一方カヴァッレーリは、この2社と比較して圧倒的に小規模でありながらも同等かそれ以上の評価を受ける人気の生産者です。
カヴァッレーリはエルブスコに移り住んでから18代、600年に亘る歴史ある家系。元々金融会社の社長を務めていたジョヴァンニ・カヴァッレーリ氏が1980年にワイン事業を継承(2005年没)。また故ジョヴァンニ氏はDOCGフランチャコルタと協会の創設メンバーの一人でもありました。代々家族経営のワイナリーで、現在はジョヴァンニ氏の娘マリアとジュリア、孫のフランチェスコとディレッタが運営に参加。次期当主ディレッタは、ワイン造りに幼少期から携わり、その後ミラノでビジネスを学び、ロンドンで現代アートを勉強していましたが、ある時点で自分の辿る道はやはりワイン造りだと考え、エルブスコに戻り、ワイナリーの運営に携わっています。
発泡酒用でシャルドネが37ha、ピノ・ネーロが1.5ha、スティルワインでは、カベルネ、メルロー合わせて5haのブドウ畑を所有。発泡性フランチャコルタの生産量は年間約20万本です。フランチャコルタ地方では同じ畑の広さで35万本生産することが可能といわれていますが、カヴァッレーリでは量より質を重視し、最高の品質を目指したブドウからワインを生産しています。発泡酒用のブドウは8月、スティルワイン用のブドウは9月に収穫。収穫したブドウを厳選し、その日のうちにプレス。ファーストプレスのみを使用。リリースしたワインは、イタリア国内のみならず世界各国の高級レストラン、ワインブティックに販売され、毎年完売しています。
常に土地を学び、畑に愛情と情熱を注いでワイン造りをおこなっており、長年培った経験から、現在は自然と共に歩むべくビオディナミに転向。さらに近年収量を従来の4000hl/haから3000hl/haに25%削減し、ブドウのクオリティー上げる努力をしています。発酵、熟成にはリグーリアのクレイヴァー社(CLAYVER)製タンク(※注)を採用。よりナチュラルなワイン造りに徹しています。一方、周辺地域の環境保全の為、エルブスコの森林を復興するプロジェクトにも参加。ミラノ大学からの情報と提携し高木と低木をミックスして植樹するプランを進めています。たゆまぬ情熱を注ぎながらエルブスコの丘の本質を忠実に伝えることができるワインを生み出し続けています。
(※注)CLAYVER-材質は花崗岩と同様の性質を持つ高温で焼き固めた砂岩で、アンフォラ等陶製の容器と異なり透水性がなく、木樽に比べて酸素を通す量も約10分の1で、ワインの揮発と過剰な酸化を防ぐ為のコーティングも不要。卵型をしたコンクリート製タンクで指摘されている酸度の高いワインを醸造した際の内側表面の腐食もないといわれている。
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Costellazione del Sagittario【コステッラツィオーネ(星座)・デル・カプリコルノ(山羊座)
=社会全体を象徴し自分本位でなく社会のあり方を考えるという意味が込められている】
時間と手間が掛けられたスタンダード・キュヴェ。通常どおりビオディナミで栽培されたエルブスコの丘の中腹のブドウ畑のシャルドネのみを区画ごとに醸造。80%ステンレスタンク、20%は大樽にて自然発酵。部分的にマロラクティック発酵。2020年収穫のシャルドネ90%と2015年のリザーブワイン10%。ボトル熟成は最短で24ヶ月間。手作業のルミアージュは4週間。デゴルジュマンは、2023年5月から2024年3月まで6回。ドサージュは0g/L。際立つエレガンス。白い花やレモン、白桃の香り。ナチュラルな果実味。繊細かつふくよかな味わい。
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